2004/08/30

投稿9 あなたの【やさしくわかりやすい結論術】を教えてください

 今回のテーマは

 **************************************************
  結論を「やさしくわかりやすく」伝える術
 ************************************************** 

─────────────────────────────────
◎要点1 結論を、冒頭に短く書きたいが....ちょっとキツイ人に見える
─────────────────────────────────
 ここでいう「やさしく」は、
 
 「易しく」という意味だけではなく、「優しく」という意味でもあります。
  
 結論を、冒頭で、短くビシッと書けば、
 それも、まるで英語のように、期待するアクションを「命令系」で書けば、
 伝えたいことは、非常に明解ですが、人間関係が、ギスギスしそうです。
 
 まさに「智に働けば角が立つ」

 書籍「メール道」などでも、
 
  ・結論から書こう
  ・結論→理由→データの順番で書こう
 
 とは書いてみたものの、一歩間違えば、クールでドライな人に見えそうです。
 
 
─────────────────────────────────
◎要点2 しかし、最後にダラダラ書くと....わかりにくく要領を得ない
─────────────────────────────────
 かといって....
 
 気持ちを逆なでしないように、長いメールの最後の最後に、結論を書いては、
 それに、気付かない、見つけられない人もいるはず、
 
 また、オブラートに包んだように話すのは、
 よく言えば「以心伝心」、悪く言えば「結論・衝突先送り」

 「情に棹させば流される。読み飛ばされる」ということにもなりかねません。

  
 やはり、無用なスクロールをしないでも読める
 メールの冒頭部分で、大切なことは話したい。
 
 そのためには
 
 「心やさしく」それでいて「わかりやすく」という
 
 時に矛盾する課題を解決しなくてはなりません。


 ぜひ、みなさんの工夫の数々を
 教えていただきたいと思います。
 

─────────────────────────────────
◎要点3 罫線や箇条書きを使うべきだろうか?どうすれば効果的か?
─────────────────────────────────
 また、最近、私は、日常的な連絡メールであっても、
 まるでメールマガジンのように、「罫線」や「箇条書き」を使うようになりました。
 
 縁者のみなさまはいかがでしょうか?

 これも「メールは読まれなくて当たり前」というほど、
 数多くのメールに囲まれている人が増えてきたからです。
 
 なんとか、時間と気合をかけずに、ぱっと見て
 それだけでわかりやすくするかに腐心しております。

  
 使い過ぎると、分かりやすさを通り越して、
 むしろ、わざとらしくなったり、心に引っかからなくなるとは思いますが、
 何か良い方法があるのでないかと考えています。

 ぜひアドバイスをお願いします。
 

─────────────────────────────────
◎要点4 そもそも、メールに書くべき結論とは、何だろう?!
─────────────────────────────────
 時々、結論がわからないメールを目にしますが、
 
 結論がわからないまま進行する時空は、
 メールに限らず、会議、プレゼン....いたるところに蔓延しています。
 
 ですから、最初に結論=相手に期待すること=を考えてから、
 メールを出すのは当然ですが....
 
 なにもかもメールでやりとりをするのが
 好ましくない場合もあるでしょう。

 
 例えば、近日、お会いすることがわかっていれば、
 メールでは、面談のお約束、議論のテーマ確認、資料交換
 だけでよいのかもしれません。
 
 しかし、会えそうで会えない事情があるならば、
 かなり突っ込んだ話、シビアな結論までも、
 メールや電話で伝える必要があるかもしれません。

  
 偉そうに、メール道などと言いながら、
 実は、まだ、こんな基本的なところで悩んでいるのです。

 
 どうか、みなさんのお知恵をお聞かせくださいませ。


♪【メール道】メールに「体温」を感じたい!「血」を通わせたい! 
  http://www.nttpub.co.jp/vbook/list/detail/0129.html

久米 信行
日経PC21連載中
NTTコムウェアCOMZINE連載中
ココログ「メール道」

| | コメント (4) | トラックバック (0)